さいたまの建具屋さん

さいたま市にある襖、障子、室内ドア専門店です。

障子が動かない

梅雨に入ると「障子が動かない」という事が多くなります。
これは、障子本体が湿気を吸いこんで、障子本体と枠(敷居、鴨居)が大きくなってしまう事が原因です。
木材が湿気を吸いこむ力を思い知らされますね。

湿気だけでなく、住宅の歪みなどでも動かない事があります。
これらを調整、解決してほしいとご依頼を受ける事も多いです。

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障子の上を見ると、スキマが少ない事が分かります。
貼り替えで外す時も苦戦しそうなスキマです。


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枠をジャッキアップして障子を外します。
3ミリ程度上げると、簡単に外れます。


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切る部分に目印をつけて、ノコギリやカンナで切り詰めます。


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かなりの量を削りました。
この現場では、多い部分で6ミリ切りつめました。

単純に切れば良いという事では無く、せっかくなので建付けをチェックし、上、下を振り分けてカットします。
さらに、動きが軽くなるように調整も行います。
「ずいぶん軽く動くようになった」とお言葉を頂く事も多いです。

調整だけで作業する事もありますし、貼替とセットでお話を頂く事もあります。
障子だけでなく、襖やドアの調整も承っております。
「動きが悪い」「閉まらない」「外せない」など、お困りの場所がございましたら、遠慮なくご相談ください。

さいたまの建具屋さん s.tateguya@gmail.com