さいたまの建具屋さん

さいたま市にある襖、障子、室内ドア専門店です。

ドアの表面素材 選び方

f:id:s-tateguya:20200723072036j:plain

コチラの続きになります。

●コストで選ぶならプリント合板
最も安価な素材はプリント合板です。
色柄も豊富なので、お部屋のイメージに合わせて選びやすいです。
ほかの素材と比べると強度は劣りますが、日常生活で困る事はありません。
当店で販売しているドアの7割近くが、プリント合板になります。

●迷ったらオレフィン合板
コストパフォーマンス、性能とも優れた素材です。
プリント合板と同じ色柄で作る事ができます。
耐傷、耐汚性能に優れ、元気なお子様がいるご家庭でも安心して使えます。

●強度で選ぶならポリエステル合板
キズが付きにくい、硬度に優れた素材です。
色柄も豊富ですが、当店では10色に限定して販売しています。
(エッジテープの色柄に制限がある為)

大まかに説明すると、こんなイメージです。

ここで難しいのが「強度」です。
*これより先は当店の考えでございます。メーカーの説明ではございません。

強度には、大きく分けて「硬さ(硬度)」と「キズへの耐性(耐傷性能)」「汚れをはじく、シミにならない(耐汚性能)」がございます。
「硬度と耐傷性能は同じでは?」と思うかもしれませんが、これが難しいところです。
硬度が高いものは、キズは付きにくいのですが、仮にキズが付いてしまうと、そこからポロポロ欠けるようにキズが広がっていきます。
また、硬い=弾力が無いとも言えますので、ぶつけ傷が「目立つ」のです。
だから、硬ければ良いとも言い切れないのです。

硬さと合わせて、柔軟性が高ければ、キズが付いても、そこから広がりにくいです。
また、ぶつけ傷も凹凸になるだけで、遠目では目立たないのです。

こうなると、オレフィン合板(やや硬く、柔軟性に富んだ素材)と、ポリエステル合板(硬さに優れるが、柔軟性は無い)のどちらが優れているのか? となりますね。
これは、別項で書かせていただきます。


さいたまの建具屋さん s.tateguya@gmail.com
お問い合わせはコチラ