襖の貼替 量産襖（段ボール襖）①

襖には色々な種類がありますが、その中の一つに『量産襖』というものがございます。
読んで字の如く、大量生産を目的に作られた襖で、マンションなどに多く見られる襖です。
主に段ボールで作られるため『段ボール襖』、さらに略して『ダン襖』と呼ばれることもあります。
普通の襖（本襖）と、量産襖は、貼替の技法が全く異なります。

この写真は、他社様が行った量産襖の貼替です（クレーム）
大きなシワがハッキリと見えると思います。
シワは、雨など湿気が多い時期にハッキリ出て、乾燥した晴天時は目立たなくなります。
施工した業者に連絡をすると「雨の時だけ、一時的なものだ」と回答を受ける事もございます。
一時的とはいえ、この襖があるお部屋にお客様をお招きするのは、、、、
やはり、常にキレイな状態のほうが良いですよね。

量産襖については「貼替不可能」と回答する業者様もいらっしゃいます。
それだけ、貼替による不具合、クレームが出やすい襖であると言えるのです。
「不可能」と回答している業者様は、不具合について理解があるという事ですから、親切な対応をされていると思います。

逆に、正しい判断をせず、不具合の理解も無い業者様は、この写真のような施工をしてしまいます。
知識不足と言えばそれまでですが、量産襖が特殊なため、しっかりと習う事が無いという事もあるという事です。

当店では、量産襖の貼替も対応しております。
写真のようなシワだらけの仕上がりにはなりませんので、ご安心ください。

ご自宅の襖が量産襖なのか、本襖なのか判断できない場合もあると思いますが、当店はどちらも対応しますので、難しく考えずに、遠慮なくご相談ください。

さいたまの建具屋さん　s.tateguya＠gmail.com